蔵元概要
蔵元名:清水清三郎商店株式会社
所在地:三重県鈴鹿市若松東3-9-33
代表者:清水 慎一郎(代表取締役)
杜氏:内山 智広(自社杜氏)
創業年:1869年(明治2年)
生産石数:2,000石
代表銘柄:作(ざく)
蔵の歴史
1869年(明治2年)創業。 蔵を構える鈴鹿には、「味酒鈴鹿国(うまさけすずかのくに)」という言い伝えがあり、「味酒」は鈴鹿に係る枕詞であるほど、古来より美味しい酒の産地として知られています。鈴鹿市内で唯一残る酒蔵としてこの歴史に恥じぬよう、地元出身の杜氏・内山智広氏が蔵人とともに醸します。また、近年では数多くの栄光に輝き、世界最大規模の市販酒鑑評会「SAKE COMPETITION」では2017年~2019年の3年連続で第1位受賞、「KuraMaster 2019」ではプラチナ賞TOP5入賞、「全米日本酒歓評会2019」2部門グランプリ受賞、「IWC2019」金賞等、国内外で高く評価されています。
蔵の環境
蔵から徒歩2分の場所に伊勢湾が広がり、地元若松では鱚、渡り蟹、穴子、鰆、小女子などが獲れ、また海苔の養殖も行われています。鈴鹿山脈の伏流水が地下水となって豊富に貯えられているため、神の穂を中心に、山田錦、五百万石など、地元・伊勢平野で良質な酒米の栽培もされる等、大地の恵みを存分に活かすことのできる環境です。
酒質の特徴
地元の軟水で醸された酒は、柔らかな味わいが特長です。伊勢エビ、鮑、牡蠣といった魚介類から松阪牛、松茸や筍など、三重の豊富な食材の引立て役としてお愉しみいただけます。また、和食だけでなく諸外国の料理とも合わせて召し上がってみてください。新しい発見があること間違いありません。
酒造りへのこだわり
日々の細かい作業のひとつひとつが大切と考えています。毎日手を抜かず、出来上がった酒の品質に後悔を残さないために何ができるか、蔵人ひとりひとりが考えて酒造りを行っています。
杜氏より一言
我々「作」チームが一丸となって造った酒を一人でも多くの人たちにお届けしたい。
銘柄の由来
蔵元が酒を造って終わるのではなく、最終的に消費者である「飲み手」がその価値を決めます。味わいは、飲んだ場所や環境、飲み手の心境、小売店や飲食店との出会いなどで感じ方が変わります。「作」と出会った皆でその価値を「作」り続ける、という願いを込めて名付けられました。