蔵元概要
蔵元名:株式会社新澤醸造店
所在地:宮城県大崎市三本木字北町63
代表者:新澤 巖夫(代表取締役)
杜氏:渡部 七海(自社杜氏)
創業年:1873年(明治6年)
生産石数:2000石
取扱い銘柄:愛宕の松(あたごのまつ)・愛宕の桜(あたごのさくら)・飛龍(ひりゅう)
蔵の歴史
1873年(明治6年)創業。2011年3月、東日本大震災により宮城県大崎市三本木に構えた創業以来の蔵(現・本社)が全壊し、同年11月に宮城県柴田郡川崎町へ製造蔵を移転しました。新天地で更なる品質向上を実現させ、2013年より日系航空会社・国際線ファーストクラスの機内搭載酒に採用され続けるほか、世界最大規模の市販酒鑑評会「SAKE COMPETITION」では上位入賞の常連となりました。また、2018年のブリュッセル国際コンクール“SAKE selection”本醸造酒部門において最優秀賞受賞酒を醸した実力者である渡部七海氏が、2019年に22歳の若さで杜氏に抜擢され、全国最年少の女性杜氏が誕生しました。当蔵の酒質とブランドを確立した新澤巌夫氏の技術と思いは、次世代に引き継がれています。近年では、世界初となる精米歩合0.85%(0%以下)商品の製造に成功する等、進化し続ける蔵元です。
蔵の環境
蔵王連峰の山深く、「川崎蔵」は大自然の中に静かに佇みます。澄み切った空気と豊富で良質な地下天然水の恩恵を最大限に受けられる環境です。原料米は「ササニシキ」「ひとめぼれ」の発祥の地である大崎平野で育まれる最高ランク契約栽培米を中心に、仕込み水は蔵の敷地内から湧き出る地下天然水(軟水)を使用し、低温で穏やかな発酵による綺麗な酒が生み出します。
酒質の特徴
「究極の食中酒」をコンセプトにお料理の味わいを最大限に引き立たせます。バナナやメロンを思わせる心地よい香味と爽やかな酸味がキレ味を演出します。綺麗でフレッシュな食中酒で、ついついもう一杯、もう一品と繋がる酒質です。冷やして、淵の薄いグラスでフレッシュな味わいをお楽しみいただけます。
酒造りへのこだわり
最新式の自社精米機によって丁寧に磨き上げられた原料米は、本醸造から大吟醸クラスまで全ての工程において妥協することなく愛情を込めて醸され、マイナス5℃の氷温で厳格に貯蔵管理されます。「お客様の口に入るまでが製造」と考え、流通過程の時間経過を逆算し、少し若く硬い味わいのまま出荷します。さらに冷蔵管理のできる酒販店だけに販路を限定することで、最高のコンディションで飲み手に届けられます。
杜氏より一言
「究極の食中酒」を追求し続けます。