蔵元概要
蔵元名:会津酒造株式会社
所在地:福島県南会津郡南会津町永田字穴沢603番地
代表者:渡部 景大(代表取締役)
杜氏:渡部 景大
創業年:元禄初期
生産石数:1000石
取扱い銘柄:山の井(やまのい)
蔵の歴史
元禄初期に創業した約340年の歴史を誇る蔵です。平均30代、地元・南会津出身の若き蔵人により、先人が培ってきた工程に最新の技術を取り入れ、現状に満足することなく理想の酒質を目指し、酒造りを続けています。
2020年の福島県春季鑑評会では、吟醸の部で県知事賞、純米の部 金賞、夢の香の部 金賞と、全部門で金賞を獲得しまし。日本酒初心者や蔵人と同世代の方々にも飲んでいただきたい銘柄です。
蔵の環境
福島県の南西部、南会津に蔵を構えます。春は雪解け、夏は新緑、秋は一面の紅葉、冬は銀世界と四季をはっきりと感じられる土地柄です。蔵敷地内の地下60mから汲み上げた超軟水と真冬には-20℃にもなる極寒の気候を最大限に活かし、やわらかく、きれいで、飲みやすい日本酒を造っています。
酒質の特徴
決して目立たず地味ではありますが、やわらかく米の旨味を出しながら、酸や渋味で切るのではなく、自然と消えていくような軽くきれいな飲み口の酒質を目指しています。「日本酒単体でも美味しい」を大前提とした、料理の邪魔をせず、寄り添えるようなお酒です。
酒造りへのこだわり
仕込みが始まる10月~翌5月までの期間を通して同じ環境で酒造りを行うために、冷房設備を導入し、蔵内を常に3~5℃に保っております。また、仕込み蔵に設置した冷蔵庫は酛場として使用する他、試験醸造用のタンクを置き日々研究しています。
杜氏より一言
「山の井」を飲んで、南会津の風土や蔵人の姿を感じていただけると嬉しいです。
銘柄の由来
標高の高い山の上に蔵があり、蔵の敷地内から汲む井戸水を使用し酒造りを行ってきたことから「山の井」と名付けられました。