■蔵について |
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◇蔵の歴史 |
明治時代より良港とし
て栄え、広島酒発祥の地として知られる賀茂郡仁方町(現在の呉市仁方町)に1875年創業。1980年代より特定名称酒にシフトし、手
造りで酒造りを行ってきました。1999年には大型冷蔵庫を設置し全量冷蔵貯蔵を心掛けるなど、早くから高級酒への取り組みに力を入れて参りました。
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◇蔵の環境 |
呉市仁方町は瀬戸内海国立公園の中にあって多島美を誇る町です。瀬戸内海国立公園内の沿岸部分は花崗岩質で
浸透する水は軟水です。特に名勝野呂山(839m)の伏流水は良質の軟水で、仁方町の醸造産業に大きく寄与し、古くは9軒の酒蔵と11軒の醤油蔵がありま
した。
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◇酒質の特徴 |
酒名の「雨後の月」のごとく、上品で清らか、透明感のある柔らかな味わいが軽い香りと相まってスルスル飲め
ます。
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◇酒造りへの こだわり |
全量大吟醸を醸すのと同様に、手造りでの酒造りに徹しています。貯蔵・熟成は全て冷蔵で管理するなど、美味
しい状態をゆっくり造り上げていくことを心掛けています。
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◇ここが自慢 |
白壁に囲まれた蔵が、多くの鯉が住む川面に映える情緒あふれる場所です。杜氏の堀本敦志は、当時珍しかった
蔵元杜氏の走りで、自身の蔵で活躍した後、平成
11年度の酒造りから 当蔵の杜氏に。通算20年の杜氏歴、この間19回の全国新酒鑑評会において金賞11回、銀賞5回を受賞しています。
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◇社名・銘柄 の由来 |
酒名の「雨後の月」は、明治の文豪・徳富盧花が
1900年に発表した「自然と人生」の短編題より、二代目相原格が命名しました。
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